前回のおさらい
前回のあらすじはこちらから!

少ない食糧
尾平たちは少ない食糧でお湯のような鍋を作っています。
みんなお腹を鳴らしながら、ほとんどお湯だなとため息をついています。
小さな馬の肉を食べながら、戦場にもっと落ちてんだろと文句を言っています。
「知らないんすか、それで去亥さんとこの兵が死んだらしいですよ」
どうやら超の兵が走り際に死んでる馬にだけくさい妙な粉をかけているようです。
尾平たちは思わず吹き出しますが、この肉はうちの馬のだからと説明されて落ち着きます。
しかし馬を食うことは貴重な戦力を失うってことですからと説明されます。
その話を聞いた兵たちは文句を言うのをやめて、おとなしく飯を食べていきます。
お通夜のような雰囲気の中、騎馬が走ってきます。
敵襲かと慌てますが、亜花錦がいたことで安心します。
しかし何が起きているのか誰もわかりません。
大物!大将代理!
「亜光軍大将代理の段茶である!」
代理と名乗る人物が飛信隊の本陣の場所を聞いてきます。
大将の代理という大物の登場に尾平たちはビビっています。
なぜこんなところにと尾平は戸惑いますが、さっさと答えろと言われると怯えながら、この先に飛信隊の本陣があると話します。
「たわけぇ!!」
さらに自らの将の居所を簡単に答えるなァ!と怒鳴りつけます。
尾平たちはさらに怯えますが、だが助かった!と話しながら走り去っていきます。
さらに別の軍馬に乗った渕が現れます。
どうやら亜光軍の将校たちを迎えるためにやってきたようですが、間に合わなかったと話します。
そしてなぜ将校が飛信隊にと問いかけると、亜光軍だけではなく玉鳳の将校も飛信隊に集まって来てきていると話します。
さらに飛信隊の本陣を右翼の本営として飛信隊に加わってとして明日を戦うためと続けます。
尾平たちは声を上げて驚いています。
右翼の大将!?
飛信隊の本陣に各軍の将校が集まっています。
玉鳳隊に信が訪れたシーンの回想が始まります。
信は話し合いをしたいと番陽に話します。
この話は二隊だけでなく、亜光軍も交えるべきだと番陽は答えます。
そのまま番陽が亜光軍の将校たちを飛信隊の本陣へ来るように説得したようです。
重たい雰囲気の中で亜花錦はこの発想は悪くないと話し、番陽を褒めています。
そして今よりここが本営の本陣となると話します。
つまりこの右翼の大将は信だと続け、さァ始めろ飛信隊!と宣言します。
みんな驚きますが、信は冷静に河了貂に声をかけます。
「いいよな?テン」
河了貂は少し黙った後、腹をくくり返事をします。
「やるしかない」
信が右翼の大将になるということは河了貂が右翼の軍師になるからです。
そのまま十四日目の作戦会議が始まります。
中央本陣
場面は変わり、中央の王翦軍本陣に移ります。
王翦軍では王賁の安否が不明であり、その治療に飛信隊の副長・羌瘣があたっているという情報が伝わります。
そして右翼が本営が飛信隊へと移ったと続けられます。
周りの兵は勝手な真似をと怒っています。
ところが、王翦はほうと呟くだけです。
そんな中で鄴の城内でも事件が起きていました。
怪我のため包帯で顔を隠した人間が、別人と入れ替わっていたようです。
その人物はその後も確認が取れず、鄴の中には誰も知らない別人が紛れ込んでいたのでした。
今回の感想
まさかの信が右翼の大将になりました!
玉鳳隊と手を組むと思っていたのですが、予想外の大出世ですね。
しかし実力は申し分ないので右翼の巻き返しになるのではないでしょうか。
王翦が驚きもしないで一言呟いただけなのも意味深でした。
もしかしたらここまで可能性として読んでいたのかもしれません。
鄴での怪しい動きにも要注意ですね!
十四日目の戦いはどうなるのか次回も見逃せません!
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