前回のあらすじ
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今日から2学期
夏休みが終わり、天野と学は始業式に向かいます。
新学期の始まりにうきうきする天野に対して、同じ剣道部員の楓は浮かない表情をしています。
楓は夏休みに彼氏である中村と中々会えないことを不安に感じていました。
夏休みはお互いに部活の大会などで忙しかったため、楓は始業式に中村と会えることを期待していました。
中村が所属している野球部はベスト4の活躍を見せたため、始業式で全校生徒に紹介されました。
喝采を浴びる中村を見ながら、楓は誇らしく思うと共に、少し中村が遠い存在になってしまったかのような寂しさを感じてしまいました。
天野に相談する楓
部活の練習中に、上の空となっている楓に気が付いた天野が、楓を気遣いました。
楓は中村が甲子園で活躍していることによって、遠くの人のようになってしまったと感じていることを相談しました。
久し振りに中村と会えると期待していた楓ですが、中村が常に人に囲まれているため、声すらかけることができないことに落胆しています。
こんな状態で付き合っていると言えるのかと楓は不満を漏らしました。
そんな楓を天野は勇気づけます。
先のことは分からないものの、今を大切にして積極的に会いにいこうという天野の助言を聞いた楓は、中村に会いにいくことを決意しました。
中村に会いに行った楓
天野に勇気づけられたことによって、楓は中村に会うために野球部の部室を訪れました。
中村も久し振りに楓と会いたいと考えており、人目につかないところに隠れて待っていてくれました。
中村との心の距離が離れてしまったのではないかと不安に感じていた楓ですが、中村も楓と同じように会えないことに寂しさを感じていたことを知り、安心することができました。
お茶をしにいく楓と中村の姿を遠くから見ていた天野は、良かったねと二人を祝福したのでした。
帰宅しようとする学を見つけた天野は、自分も学を誘って一緒に帰りました。
今話の感想
中村が有名なスラッガーになってしまったことに対して劣等感を抱いてしまった楓ですが、天野のアドバイスのおかげで、勇気を持って中村と会うことができました。
学が天野以外の人のことを好きだったことは天野も知っているため、自信を失いかけてしまうことはあるでしょう。
今を大切にしようという天野の言葉は、学に対してアプローチをかけている天野自身が心がけていることでもあるのかもしれません。
楓と中村のように、いつか学と天野が付き合う姿が見れたらと思います。
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