前回のあらすじ
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レゴシとヤフヤの対面
レゴシに、ここまでどうやってたどり着いたのか尋ねるヤフヤ。
電車と徒歩で来たと答えるレゴシ。
そして、下の連中(警察)から失礼されなかったかを尋ねます。
レゴシは、特になかったと答えます。
なら良かった、と言いながら自分の部屋に案内するヤフヤ。
その部屋は、一面ガラス張りの豪華な部屋で、中にはにんじん畑が広がります。
ヤフヤは、ここは応接間兼食料庫であり、スペシャルなニンジンフルコースをご馳走するよ、と言ってきます。
レゴシは、野菜好きです、と答え、ニンジンのポタージュ(もっとお洒落な名前)を早速いただくことになります。
ヤフヤは、ポタージュを飲むレゴシを見ながら、ゴーシャの面影を探すのでした。
そして、ゴーシャとレゴシはとても似ていると感じます。
あとは内面がどうなのか。
じっくりと探ってやる、と思案するヤフヤ。
レゴシの勘
そんなヤフヤに、レゴシはもしかしてビースターズですか?とたずねます。
どうしてそう思ったの?と聞かれ、
警視庁の最上階に自室を持っていること。
そして、このニンジンがめちゃくちゃ美味しいこと!
が理由だとレゴシは答えます。
こんな素晴らしい食事をいつもしているなら、きっと偉い人だろうと思ったんですね。
それを聞いて、ヤフヤは思わず笑います。
そして、ここのニンジンは完璧な管理がされている、特別なものなのだといいます。
そしてヤフヤは、この部屋と同じく、社会にも常に完璧な姿を追い求めているのだといいます。
そのためには、どんな犠牲も厭わないと、ある日から誓ったのだと。
それを聞いて、レゴシはヤフヤがビースターであることを確信します。
そして、だからこそ、あれほど裏市で恨みを買っているのだと。
すると、ヤフヤが近くに来るように手招きします。
ヤフヤは、昨日だけで、象牙ハンターやドーピング用生肉を提供する団体を捕まえたのだと語ります。
かれこれ、26年、この身一つでそんな仕事を続けているのだと。
そして、自分の命が尽きる前に、完璧な社会を作るといいます。
レゴシは、この社会の不完全さが好きだと言いながらも、
それが成り立つのはヤフヤさんのおかげなんですね、と言います。
にっこりと微笑むヤフヤ。
しかし、内心は、ムカつくガキだな。
とヤフヤは思うのです。
ゴーシャが選んだ混血の家庭、その末路が、礼儀正しく好青年で、屈託のないオオカミ。
それが自分を孤独に追いやった、呪われた一族の結果なのだと。
そして、ヤフヤはレゴシにたずねます。
なぜ一頭のウマが、ここまで悪と戦えるのかと。
鍛えてるからでは?と答えるレゴシ。
ところが、ヤフヤは、特別なエネルギー源が必要なのだと答えます。
ビースターに就くと、どんな望みでも1つ叶えられます。
例えばそれが、
自分が罰した肉食獣を食料の肥料にしたい、という望みであっても。
不敵に笑うヤフヤ。
そして、驚くレゴシ。
レゴシはジリジリと逃げ出そうとしますが、ヤフヤは逃さないと言ってレゴシを転ばします。
そして、僕を批判するつもりじゃないだろうな、といいます。
そして、レゴシを右足で踏みつけます。
そして、レゴシがルイの足を食べたことについて、その行為が善か悪かを問います。
僕の判断次第では、ニンジンの肥やしになってもらうと言います。
感想
ヤフヤが秘めている感情は、想像以上にどす黒いというか、正義に振り切れすぎているようにも感じました。
私怨も混ざっていますが…
レゴシは、このピンチをどう切り抜けるのでしょうか。
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