前回のあらすじ
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風都探偵43話のネタバレ記事になります。
前回のラストで、全ての始まりを知りたいと願ったときめに、過去を話すことを決めた翔太郎。
今回の47話では、いよいよWの誕生と、ガイアメモリの秘密、そこに至るまでの翔太郎達の過去話です。
まずは、翔太郎とおやっさんこと、鳴海探偵事務所の初代所長である、鳴海荘吉との出会いが語られます。
・ときめのところにやってくる翔太郎
満月の下、波止場のボラードに座っているときめの所に、山のようなお菓子の袋を持った翔太郎が現れます。
流石に少し引き気味のときめに、以前、おごった時に大量に食べたことを指摘する翔太郎。
顔を赤らめるときめにホットコーヒーを渡しつつ、洒落た店でないことを謝るのです。
いつになく饒舌な翔太郎ですが、それは心の動揺を隠すためであることをときめは看破します。
心の底を見透かされ複雑そうな翔太郎に、辛いならやめると尋ねるときめ。
しかし、翔太郎は敢えて聞いて欲しいと言うのでした。
・師匠、鳴海荘吉とは
ガイアメモリとWの話をするにあたり、改めてときめに師匠である鳴海荘吉のことを尋ねる翔太郎。
その問いかけに対し、以前聞かされた話が全てだと、ときめは答えます。
名前、所長の父であること、そして、既にこの世にはいないこと。
そんなことを思い出しながら、翔太郎は思い出話を始めるのでした。
・翔太郎少年、鳴海荘吉を知る
以前、風都を影から支配していたガイアメモリ組織ミュージアム。
彼らが試験的にメモリを配布し始めたことで、風都では怪物が暗躍するようになり、街を黒い影が覆いつつあったのです。
当時小学生だった翔太郎は、その日、幼馴染みと街の歌姫のコンサートに行っていました。
すると、無気味な蜘蛛の怪物が舞台の上に出現し、歌姫に手を掛けようとしたのです。
その時、颯爽と現れ、怪物の前に立ちはだかったのが、鳴海荘吉、その人でした。
荘吉の姿に一目で惚れた翔太郎少年は、鳴海探偵事務所のドアを叩きます。
荘吉の抱えた悲しみも知らないまま。
・翔太郎と荘吉の出会い
繰り返し叩かれるドアの音に、不機嫌な様子で荘吉が出てきます。
最初、依頼人と思い翔太郎を追い払おうとするのですが、そんな荘吉の助手になりに来たという翔太郎。
勿論、子供を助手にできないと荘吉はあっさりと断りますが、そう簡単に引き下がる翔太郎ではありません。
その粘りに押し切られたのか、荘吉は呆れながらも翔太郎を事務所に招き入れるのでした。
探偵事務所の大人の匂いに感動する翔太郎にブラックコーヒーを差し出す荘吉。
当然、子供の翔太郎は飲むことはできずに、砂糖やミルクを要求します。
そんな反応は予想通りとばかりに、荘吉は翔太郎の我慢のなさや、性格を指摘するのです。
初対面で図星を刺されて委縮する翔太郎。
そんな翔太郎に、追い打ちをかけるように、荘吉は大人になるまで我慢するように言います。
しかし、翔太郎はめげません。
街を愛する気持ちと、街のことに詳しいことをアピールします。
静かに話を聞いている荘吉を、翔太郎は同じように街が好きだと感じるのでした。
化物に荒らされる今の街の現状と、街を離れる人を減らしたいと、翔太郎は訴えます。
そして、先日蜘蛛男を倒して歌姫を守った荘吉みたいになりたいと言うのです。
・荘吉が探偵を辞めた理由
しかし、それは荘吉にとって地雷だったのです。
翔太郎を追い出し、二度と来るなと告げた荘吉の横顔は凄惨なものでした。
この時の翔太郎は知らなかったのですが、あの時の蜘蛛男の正体は荘吉の相棒だったのです。
荘吉は、街の平和のために自分の相棒の命を奪ってしまい、その結果、探偵業を辞めていたのでした。
翔太郎を追い出した後、闇の中で、一人荘吉は悔恨に身を委ねていました。
・そんなこととはつゆ知らず、翔太郎は
鈴鳴珈琲にコーヒー豆を買いに行った翔太郎は、再び荘吉のところに行く気満々です。
荘吉が怒った理由がわからないのですから当然といえば当然なのですが。
せめておいしいコーヒーを飲ませてやろうと、買った豆を大事そうに抱え、再び荘吉の事務所へと足を向けます。
そんな翔太郎の背後に怪しい影が現れ、狙いをつけるのでした。
『風都探偵』47話の感想
いよいよ新章がスタートしました。
若いころのおやっさんは、やっぱりダンディーでかっこいいですね。
いかにもハードボイルドという感じで、翔太郎が憧れたのもわかります。
それにしても、小学生の翔太郎はかわいいですね。
今ではイケメン青年に育っているのですが、その片鱗が完全に出ています。
かなりの美少年であるのは間違いないです。
さて、今回のラストでドーパントの魔の手が翔太郎に迫ってきました。
勿論、次回はこの危機の時に颯爽とスカルが登場してくれることでしょう。
今から楽しみです。
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