前回のあらすじ
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『くーねるまるたぬーぼー』37話のネタバレ記事になります。
前回は数代さんのおかげで白米のおいしい食べ方を学んだマルタさんたち。
今回は、伝統の問屋街であるかっぱ橋道具街に来ています。
マルタさんたちをここに連れてきたのは神永さん。
35話の節分の時に、ラケルちゃんに納豆を食べさせたお詫びに、食事を御馳走するみたいです。
果たして問屋街においしいお店があるのでしょうか。
・不思議がるマルタさんをよそに
ラケルちゃんは物珍しい調理器具に目を奪われています。
そして、神永さんは二人を残して何やら買い物に行ってしまいました。
困惑するマルタさんに、ラケルちゃんが何か見つけたようで声をかけてきます。
視線の先には、食品サンプルのお店がありました。
珍しがるラケルちゃんに、自分も初めはそうだったと懐かしがるマルタさん。
お店の中に入り、見学をする二人の前にはお寿司のサンプルがあります。
図々しくもお寿司を御馳走してほしいと願うラケルちゃんでした。
そこに神永さんが戻ってくると、マルタさんの家に行こうと言うのです。
・神永さんが買ったものは
長一郎作と書かれた鮫皮おろしを神永さんは買っていました。
用途が分からないラケルちゃんには絵馬にしか見えません。
寿司を食べたかどうか尋ねる神永さんに、ラケルちゃんの期待は否応なく高まります。
そんなラケルちゃんの前に神永さんが出したものは、伊豆の最高級生ワサビでした。
ドヤ顔の神永さんとは対照的に、ジト目になるマルタさん。
これは由利絵さん案件かどうか悩んでしまいます。
・神永さんの特製寿司とは
マルタさんの不安をよそに、神永さんの調理開始です。
まずはワサビの茎をちぎって、刻んでいきます。
次に実の部分なのですが、先っぽを鉛筆のように削り、表面のいぼと黒い部分を包丁でこそぎ落としました。
そして、鮫皮おろしに垂直に立てると、「の」の字を書くようにすりおろします。
後は、巻きすに海苔と酢飯を広げて、おろしたワサビと刻んだ茎を乗せ、しょうゆを混ぜた鰹節を合わせて巻くだけです。
こうして、神永さん特製のワサビ巻きの完成です。
・いざ、実食
美味しそうだろと言う神永さんに対し、ラケルちゃんの視線はとても冷たい物でした。
先日の恵方巻きと明らかに形状が似ているから仕方がありません。
神永さんは促しながら、最初の一口を食べます。
勿論、ワサビを巻いてあるので、とても辛そうです。
その様子を見て、恐る恐る口をつけるマルタさんも、もちろん鼻にツーンと来てしまいます。
しかし、美味しいというのでした。
そんな二人の様子を見ていたラケルちゃんは、渋々ながら口に含みました。
そして、辛さのあまり声にならない叫び声をあげながら泣くのです。
心配するマルタさんをよそに、ワサビもダメだったかと残念がる神永さん。
しかし、納豆の時と異なり、ラケルちゃんの手は巻きずしに伸びます。
涙を流しながら、食べ続けるラケルちゃんに、神永さんはガッツポーズを決めます。
そして、ワサビの美味しさが分かったら一人前だと言って、今度は寿司屋に連れて行くと約束するのでした。
・神永さんの真意を知るマルタさん
マルタさんが取り上げたレシピらしきメモに書かれていたのは、全く異なるものでした。
バツが付いた納豆に、ワサビ、クサヤ、ホヤ、鉢の子。
要するにラケルちゃんに神永さんが食わせるリストだったのです。
マルタさんは神永さんが明らかに楽しんでいることに気づきます。
ワサビ巻きは美味しかったものの、その先の未来に不安を覚えるマルタさんでした。
『くーねるまるたぬーぼ』37話の感想
神永さんの謝罪回と見せかけて、やっぱりいじり回でした。
納豆がダメだったからといって、次はワサビを食べさせるのはさすがだと思います。
正直、納豆よりはワサビのほうがハードルは低いですね。
しかし、メモに書かれた残りはかなりやばい食品がそろっています。
正直、日本に長く住んでても厳しい物がある気がします。
さて、これらを食べさせたとき、由利絵ちゃんの怒りは落ちるのか否か、ちょっと楽しみです。
いよいよ、次号は三月ですが、どんなイベントが待っているのでしょう。
ひな祭りを期待したいと思います。
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