前回のあらすじ
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破壊されていく双亡亭
自衛隊の総攻撃によって、双亡亭は徐々に破壊されていきます。
通常の攻撃ではビクともしなかった屋敷ですが、侵略者の弱点である窒素を散布しながらの攻撃であったため、屋敷に自衛隊の攻撃が通るようになっていました。
自衛隊はさらに侵略者達に大打撃を与えるべく、泥努が潜むエリアと見られる場所に攻撃しようとします。
務達は今まさに泥努がいる場所に向かっている最中ですので、自衛隊の攻撃が務達に直撃してしまうことがないかが懸念されるところです。
人間でも窒素中毒になる可能性はありますので、侵略者ではない人間が吸っても有害となる可能性があります。
攻撃に怒る泥努
紅の絵を描くことに没頭している泥努を見てシノは焦っていました。
泥努がいつまでも侵略者達の門となる絵を描くことに着手してくれないため、シノ達の計画が全く進みません。
そこで、屋敷が自衛隊の攻撃を受けている真っ最中であるということを伝えます。
シノの狙いとしては、屋敷が壊されることによって、泥努が絵を描けなくなることを嫌がるのではないかという考えでした。
シノの目論見は的中し、泥努は屋敷を攻撃されているということを知り激怒します。
屋敷が破壊されると紅の絵を描き続けることができなくなってしまうため、泥努は自分のアトリエを死守するために戦うことを決めました。
侵略者の絵の具を駆使する泥努
自衛隊との戦いに赴く前に、泥努は自分の顔に「侵略者の絵の具」を塗りました。
同じようにシノの顔にも絵の具を塗り、他の者を連れてくるようにと指示しました。
この絵の具にはなんらかの力があり、他の侵略者にも塗ることによって自分の勢力を強化しようと考えていると見られます。
その後、泥努は侵略者の絵の具で宙に円を描き、そこからワープしていきました。
泥努が筆を使ってワープしたことから分かる通り、侵略者の絵の具には様々な力が秘められていそうです。
ワープによって自衛隊の目の前に泥努が現れました。
泥努と自衛隊の熾烈な戦いの火蓋が切って落とされます。
今話の感想
人間のことなどどうでも良いというスタンスを取っていた泥努でしたが、意外にも人間からの攻撃によって激怒することとなりました。
泥努が激怒した原因は、紅と過ごすことができるアトリエを守るためでしょう。
泥努の中に芽生え始めた人間への愛情が、皮肉にも泥努の攻撃性を高めてしまう結果となりました。
もし自衛隊が総攻撃を行うことがなければ、泥努が自ら侵略者達の手引きを止めてくれる可能性もありましたが、その望みは薄くなってしまいました。
人間達と泥努の心のすれ違いに、物悲しさすら感じさせられるストーリーとなりました。
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