前回のあらすじ
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風都探偵48話のネタバレ記事になります。
前回、翔太郎少年とおやっさんこと、鳴海探偵事務所の初代所長である、鳴海荘吉との出会いが語られました。
しかし、過去の事件のトラウマから、休業中で翔太郎少年はまともに取り扱ってもらえません。
それでも諦めない翔太郎少年に、怪しい影が伸びてくるところで、前回のお話は終わっています。
果たして、今回その危機からどう逃れることができるのか、非常に楽しみです。
・闇の中起こされる荘吉
荘吉を起こした電話の相手は園咲文音でした。
休業中だと言い、いつまでも落ち込んでいることを咎めます。
それでも、闘うと死人が出ることを悔やむ荘吉。
はるかぜ公園にドーパントの気配があり、犠牲者が出ると警告する文音。
そこには目つきの悪い子供もいると聞いて、翔太郎のことを思い出していました。
・翔太郎少年に危機が迫る
コーヒー豆を持ったまま歩く翔太郎少年の耳をカップルの悲鳴が打ちます。
そちらに向かおうとすると、先程まで土だった地面が砂に変わっていました。
次の瞬間、砂柱が上がり、公園には巨大なアリジゴクの巣が広がるのです。
中央には、カップルを狙うアリジゴクのドーパントの顔がありました。
・翔太郎少年頑張る
今にも食われそうなカップルを見て、何とかしようと翔太郎少年は周囲を見回しますと、ちり箱の中にナワトビがあります
そうしている間にも、砂の中からアリジゴクのドーパントであるアントライオンが姿を現したのです。
いよいよカップルの運命は風前の灯火のように思われました。
そこに、ナワトビを命綱のように使い、カップルの手を掴んだのは翔太郎少年でした。
翔太郎少年の身体を辿り、何とかカップルの女の方は逃げることができたのです。
・アントライオンの怒り
しかし、その闖入をよく思わないアントライオンは、針を飛ばし、残った男と翔太郎少年を巣の中に落とします。
そして、男を食べ終わると次はお前だとばかりに、翔太郎少年を掴むのでした。
女だけを食べるつもりだったと語り、小さな女の子すら食べたと語るアントライオンに、翔太郎少年は怒ります。
頭に蹴りを入れて離れたところで、アントライオンにこの街はみんなのものだと一喝します。
翔太郎少年は怒りの声を上げたものの、足に刺さった針の毒で限界でした。
地面に倒れ伏し、アントライオンの毒牙を受けるのを待つばかりとなってしまいます。
しかし、そこに現れたのは荘吉でした。
アントライオンに蹴りを入れて吹き飛ばすと、翔太郎少年の声が聞こえたと語りかけ、殺させないと誓います。
意識を失った翔太郎少年を背にして、荘吉は自らを恥じます。
翔太郎のような子供の方が、自分よりも風都に生きる人間の誇りを持っていたことを痛感していました。
そして、自らの手を汚してでも、風都を愛する人々の未来のために戦うことを誓うのでした。
荘吉は、ベルトを取り出すと変身します。
仮面ライダースカルが復活し、アントライオンに「お前の罪を……数えろ」と啖呵を切るのでした。
『風都探偵』48話の感想
いよいよ、荘吉がスカルに変身しました。
やっぱり格好いいの一言しかないです。
心を傷つけられて、落ち込んでいるヒーローが、少年の心の輝きで立ち直るという、王道展開ではあるのですが、まったくベタ感はありません。
むしろ、その王道を巧みに描いているので、とても良質の漫画になっています。
次回はスカルの活躍が見られるでしょうから、非情に楽しみです。
しかし、スカルが復活して、その後の歴史を考えると、少し切ないです。
果たしてどのように描写されるのかは楽しみなのですが、複雑な気持ちになってしまいます。
ただ、面白いので、とにかく来週が楽しみです。
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