今回は、白竜の第122話について
書いていきたいと思います。
白竜の第122話では、
大憎正の思惑と、
理事長の保身が激突する回に
なっています。
理事長は、政治家を使ってまで、
自分の立場を守ろうとし、
大憎正は、それを崩してまで欲しいものがあり…
と、お互いの政治力が激突する展開が見どころの
回になっています。
・大憎正の思惑
理事長は、大憎正が一対一で、
「あんた、理事長の座から降りなはれ。それ以外に解決策はないで」
と、自分の退任を迫ってきたことを
思い返しています。
まさか、漢検理事長の座を狙っている…?
と頭をよぎりますが、
日本外務省顧問、中国推進大使、日本ローヤル財団代表など、
数々の地位を手にしている大憎正が、
今更漢検理事長の地位など欲しくもないだろうと、思い直すのでした。
しかし、真実は理事長が考えた通りで、
これまで数々の地位に就いてきた大憎正は、日本らしい漢字検定の理事長という座に就任し、世界に対してアピールすれば、ノーベル平和賞は間違いないだろうと考えているのでした。
「最後にワシが手にする勲章がノーベル平和賞や」
と、策略を練っていたのでした。
・理事長の保身
しかし、理事長の座を譲るわけにはいかない、と考えている現在の理事長のもとに、一本の電話が掛かってきます。
その電話の主は、
衆議院議員である美空なのでした。
「最近は随分とご活躍のようね」
と、皮肉を言ってくる美空ですが、
「この件で、誰が裏で絵を描いているのかご存知?」
と、理事長に大憎正の件を伝えようとしています。
大憎正は、そもそもこの件を報じた、読買新聞京都支局の新開和希とも繋がっているというのでした。
しかし、
「私が守ってあげようか?」
という美空。
そんな美空は、文部科学省の副大臣という地位を活かし、
衆議院議員の富岡と、文部科学省学習政策局長の新山を呼び出すのでした。
その2人といえば、
理事長に対して厳しく真実に追及をしてきた2人なのでした…
そんな2人も、鶴の一声で、
田原坂のことはこれ以上厳しく追及しない、
という方向になってしまうのでした。
そして、さらに美空は、
「理事長は対応が下手過ぎる。そこらへんに強い弁護士がいるから、紹介してあげようか」
と、何からなにまで面倒を見て、
「絶対理事長の座を渡したらあかんで」
という美空なのでした…
・感想
今回は、新たに漢検理事長の座を狙う大憎正の仕掛けと、今の座を守り、これ以上ことを大きくしたくないと考える田原坂理事長のやり合いが見どころになっています。
上手く保身に走ったように見える
田原坂理事長ですが、
このまま上手く逃げ切れるのか…
この先の展開に注目です。
コメント