「長閑の庭」の結末、最終話はどうなった?



「長閑の庭」の結末

アキヤマ香先生によって描かれる、23歳の大学院生と64歳の教授の「年の差恋愛」を描いたラブストーリー。
2019年6月2日からNHK BSプレミアム「プレミアムドラマ」にて実写ドラマ化され放送されています。

 

 

1.あらすじ 

「長閑の庭」(『Kiss』講談社) 作者:アキヤマ香

地味な内面と外見から、ドイツ語で黒を意味する“シュバルツ”さんと呼ばれる大学院生・元子(23歳)。
憧れのドイツ文学教授・榊(64歳)に告白するも、勘違いと断言されてしまう。

そんな折に現れた榊の元妻・朝霧、元子に何かと絡んでくる助手の田中、田中に想いを寄せる元子の友人・樹里…各々の想いは交錯していく。

 

その想いは“嗜好”なのか、“恋”なのか。
「恋の定義」を模索する、年の差 恋愛未満ストーリーです。

 

2.主要人物

 

 

朝比奈 元子

K大学院ドイツ文学専攻1年の大学院生。23歳。
イメージに合わないものを避けるうちに、黒系のものばかり身に着けるようになり、ドイツ語で「黒」を意味する「シュバルツさん」とあだ名を付けられる。

不器用な性格から、人との交流を避け勝ちであったが、自らの論文を読んで「君の日本語は美しい」と言ってくれた榊教授に恋をする。

 

ドラマでは橋本愛さんが演じる。

 

 

 

榊 郁夫

K大学院ドイツ文学科教授。64歳。
離婚歴あり。
元子の憧れの人。
厳格な性格で生徒から恐れられている。
伸びた背筋にパリッとしたシャツが似合う。

 

ドラマでは田中泯さんが演じる。

 

 

田中蓮

K大学院ドイツ文学科の助手。
榊を慕っている。
元子に好意を抱いていて、事あるごとに元子に絡む。

 

ドラマでは工藤阿須加さんが演じる。

 

 

朝霧 翠

ドイツ舞踊の研究者で、作家。59歳。
榊の元妻。
K大学院で臨時講師を務めるためドイツから帰国した。
明るくパワフルな女性。

 

 

ドラマでは斉藤由貴さんが演じる。

 

 

富岡 樹里

元子と同じ専攻の同級生。
華やかな外見と明るい性格で友人も多い。
田中に告白するも、はぐらかされてしまう。

田中に好意を持たれている元子に嫉妬しているが、それでも元子の相談にのっては、元子にカツを入れる。

 

 

ドラマでは中村ゆりかさんが演じる。

 

 

 

3.最終話

 

病気が発覚し、一度は元子と離れる決意をした榊だったが、元子の説得もあり最期まで共に過ごす決意をする。

 

「一緒に色々な場所に行きたい。できれば、ドイツに共に過ごしたい。」

と望みを口にする榊に、元子は休学してでも着いていく気持ちでいた。
しかし、榊はそれを反対する。

「僕の希望で君の将来の予定がブレるのはよくない。僕の体調を見つつ、短期留学というのはどうだろう?」

ようやくでた榊らしい反論に、元子も安心して微笑み、これからの日々を二人で大切に過ごしていく。

 

そんな中で、榊は元子の家族が自分との交際についてどう考えているのか気にし始める。

元子は自分を育ててくれた祖父には何も伝えていないことを告げる。

「嘘を突き通すことも優しさかもしれないが、自分はそれに失敗して君を悲しませたことを後悔している。できれば自分を誇れる人間でいてほしい。」

と語りかける榊に説得され、二人で元子の家族に会いにいくことに。

 

榊を紹介された祖父は怒りを顕にする。
自分には残された時間が少なく、それに元子を付き合わせてしまうが、元子の将来を第一に考えていくことを約束する榊。

 

それを聞いた祖父は「それでは元子が不幸になるだけ。自分さえよければいいのか?」と榊を罵る。

しかし、榊は静かに
「二人で過ごす時間は、けじめの儀式です。」
と言い、元子が自分との時間を『完結』させるために一緒に過ごすのだと自らの想いを語る。

元子が思い残すこともなく、次に進めるように。

 

 

その願いを聞いた祖父は、「理解は出来ても、祝福は出来ない。」と言いながら、元子の味方ではいることは変わらないと告げる。

それを聞いた元子はあらためて幸福を噛み締めるのであった。

元子にとって恋とは、美しい感情も醜い感情も全て繋がった鎖のようなものであった。

その鎖で相手を無理矢理縛り付けようとすれば、傷ついてほどけてしまう。

しかし、お互いの鎖が絡み合ったとき、きっと初めて愛になるのだろう。

そんなことを考えながら静かに榊と寄り添う元子。
抱き締め合う苦しさも、未来の約束も、それは優しくて心地いい束縛(リボン)なのだ。

 

 

 

榊が亡くなってから二年後。
相変わらず黒い服をまとって生きる元子ではあったが、そこには悲壮感はない。

田中が「教授という呪いをまとったまま前に進むのか。」と言うが、元子は少し違うように思っていた。

「呪いというより、鎖というかリボンが優しく心地よく絡まっているんです。」

と微笑む元子。

そんな元子を見て、田中は
「その絡まった鎖ごと愛せるのは俺だけだ。」
と一人呟く。

 

 

田中の思いには気付かず、元子は悠久の庭で過ごしているだろう榊に、「私なりの恋愛の定義、いかがですか?」と心の中で語りかけるのであった。

 

4.感想

単なる「年の差ラブストーリー」や「枯れ専」などの言葉でカテゴライズしてしまうのはもったいないぐらいに、愛することの意味やその奥に宿る人間性を、体当りで探し求めているような作品でした。

 

 

オススメのシーンは、元子の想いをバッサリ否定した榊教授が、その好意を分類し、見つめ直しなさいと諭すシーンです。

「それがどれほどつたなくても、君の胸の芯から出た答えなら、一字一句大切に読もう。」

という言葉に、元子が一方的に想っているだけではなく、榊教授にも分類出来ない愛情があるのだということを予感させました。

 

そして、ここから元子の「恋の定義」を模索する物語が始まるのです。

 

 

ちなみに。
表紙買いする人続出の「長閑の庭」ですが、裏表紙も美しいです。

 

 
 
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今回、長閑の庭の最終話がどんな内容だったか記事を書きましたが、

久しぶりだと結構忘れている部分がありました笑

 

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※本ページの情報は2019年7月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。

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