SILVER DIAMONDの気になる最終話は?主要人物のおさらい付き!

杉浦志保先生によって描かれた異世界ヒロイックファンタジー。

荒廃した異世界で、植物を自在に成長させる能力を持った少年が世界を救うため仲間と旅立ち、自らの運命を切り拓いていく物語です。
マッグガーデンより電子書籍版が刊行されています。

 

 

世界観が独特でよく練り込まれていて、銃のなる木や梯子の木、弓から生える葉をむしると矢に変化する弓の木などの不思議な植物がたくさん登場します。

物語が終盤に向けて加速すると明らかになる、張り巡らされた伏線という名の糸に驚きを隠せませんでした。

 

ノリにクセがあるので人を選ぶかも知れませんが、90年代後期〜2000年代前半に流行ったBLに間違われがちな(BLではありません。)少女漫画で、正当かつ王道なファンタジー作品だと思います。

CLAMPさんの「魔法戦士レイアース」がお好きだった世代の方、もしくは昨今流行りの異世界召喚ファンタジーがお好きな方に特におススメの物語です。

(ユーリ!!! on ICEがお好きな方がハマるとの声も聞かれます。)

 

海外の方に人気なのも特徴です。

 



1.あらすじ

 

 

常に暗雲に覆われ緑も枯れ果てた世界・天処國で、千鋃 千艸はその元凶である「妖芽」の皇子を狙撃しようとするが、逆に皇子に仕える金隷の手によって、羅貫のいる異世界・日本へと飛ばされてしまう。

 

木の覆い茂る家に住む沢 羅貫は、裏庭に突然落ちて来た千鋃 千艸に木の銃を向けられるが、羅貫は自身も知らなかった植物を自在に成長させることのできる「沙芽」の力で、このピンチを切り抜ける。

羅漢の持つ沙芽の力に気づいた千艸は、羅漢を最後の『希望』として守ることを決意する。

 

後日、羅貫は千艸と千艸と同じ世界から飛ばされてきた成重、皇子の命令で千艸を殺しにきた灯二とともに、妖芽の皇子に汚された異世界を変えるために異世界へと出発する。

 

荒廃した異世界で羅漢たちは、世界の真実と自らの運命を知ることになる。

 

2.主要人物

 

↑(左側から)重華 成重、沢 羅貫、千鋃 千艸、灯野 灯二

 

沢 羅貫(さわ らかん)

主人公。高校2年生でマイペースな癒し系美少年。17歳。
植物を自在に成長させることのできる「沙芽の力」を持つ。

天処國の住人だったが、幼い時に母と一緒に沢家の庭に落ち、そのまま養子として育てられる。

その後、母と祖父を亡くし天涯孤独の身の上となる。

天処國を滅ぼそうとしている「皇子」と「金隷」に頭にきて、千艸・成重・灯二と共に元の世界に返って戦うことを決意する。

家事全般が好きで、特に料理好き。

 

千鋃 千艸(せんろう ちぐさ)

20代後半。千年以上生きている千鋃一族の唯一の存在で「罪人一族」とされている。

 

植物が体内に混じっているため、怪我をしても出てきた血が体に巻きつき包帯状になる能力を持つ。

そのため沙芽の能力を持つ羅貫がいる限りは不死身である。

また、透視能力を持ち、遠くまで「視る」ことが出来るが裸眼では視えすぎるため、普段は眼鏡などで制御している。

自称羅貫オタクで、周りからは変態と呼ばれている。

 

記憶喪失であり、目覚めた時に唯一覚えていた「妖芽を全て始末する」を自らの役割だとかんがえていたが、羅貫と出会い、徐々になくした記憶と感情を取り戻し始める。

 

重華 成重(しげか なるしげ)と 虹(こう)

女しか生まれないはずの重華一族の男で、「災い」と言われている。21歳。

人語を話し刀に変化する、賑やかな刀蛇・虹を連れている。
女と見間違えられるほどの容姿を持ち、マイペースな羅貫や千艸のボケを制している。

羅漢の辺境警備隊からは密かに「お母さん」「姐さん」「姑」と呼ばれている。

母との確執から、妹の三重すら母に繋がる血があるとして苦手としている。

 

灯野 灯二(とおの とうじ)

灯野一族の子供。19歳。
生まれつき目が見えなかったため、数字の名前を持ついらない子として疎まれていたが、皇子と金隷に目を治してもらい、羅貫、千艸、成重を始末するように命じられたが失敗する。

羅貫の優しさに触れて、仲間になった。
主な武器は羅貫が育てた木の弓矢。

 

 


↑皇子(左) と 金弦 金隷(右)

 

皇子(おうじ)

最高権力者。植物を枯らし、人の生気を吸い取る妖芽の腕を持つ「妖芽の皇子」。
予言者であり、天処國の人々にとっては生き神のような存在。

本質を見通す千艸の目には妖芽の人形のように見えているが、それを知らない天処國の人々に崇拝されている。

羅漢と同じ顔をしているが、残酷で気ままな性格。
緑が枯れていくのを見るのが好き。
声を出すことができない。

 

金弦 金隷(きんげん きんれい)

天処國の政治を司る金弦出身。褐色の肌に金髪。
皇子の声を唯一聞くことのできる存在で、皇子に仕えている。

皇子を自分の望みをかなえる為の道具として利用していた。
終末に向かう世界に絶望し、人間の生命の枠を超えた存在を目指している。

 

3.最終話

 


↑最終巻より

 

共に終わり行く命である羅漢と皇子は、自らの嵐のような本性まま、命の限り戦うことを選ぶ。
二人の激しい本性に臆することなく最後まで付き合ってくれるのは、羅漢には千鋃千艸であり、皇子には金隷なのである。

互いの能力の限りを尽くした闘いは、羅漢が制したものの、力尽きた4人は倒れ伏してしまう。
このまま命がつきたかと思われたが、宮処に現れた羅漢の母と同じ顔をした最後の紗芽が命を分け与え、4人は休眠状態になる。

4人の目覚めを待つ間、世界は雲が晴れ、太陽が、水が、そして緑が戻ってきた。

それを二度と絶やすことのないよう、人々は自らの力で考え生きていく決意をする。

 

やがて目覚めた4人は仲間たちと相談した上で、自分たちはこのまま死んでしまったことにした方が世界のためになると判断し、
羅漢と千艸は共に元の世界へ戻り、
皇子と金隷は世界を操る星示御言(ほしみのこと)が復活しないよう地下に籠って監視し続けることを償いとすることに。

 

時が経ち、緩やかに緑が広がる世界で人々は希望あふれるそれぞれの日常を慈しんで生きていた。

元の世神に帰った羅漢も、不在期間は神隠しにあったとされていて、留年しながらも日常を取り戻していた。

前と違うことは千艸が隣にいることと、たまに向こうの世界の仲間が遊びに来ることである。
穏やかに夕焼けを見つめる羅漢には以前のような、孤独感や焦燥感はない。

 

そんな彼らの冒険も、時の彼方でやがて伝説となるのだろう。

 

4.感想

独特の世界観の物語で、異世界ものと思って読んでいたのですが、パラレルワールド的な見方をしてもいいのかもしれません。

登場人物の名前から感じ取っていただきたいのですが、氏族の漢字を大切に扱っていて、そういった理由も最後には明かされるので、読んでいてスッキリします。

また、最終回で驚いたことと言えば、羅漢の辺境警備隊の中で一番の常識人と名高い閧士(ごうし)と三重がくっついたことです。

そんな気配あった⁉と思わずページを前に辿ってしまいました。

 

 

荒廃した世界でも、主人公の性格もあって序盤はほのぼの話が進むのですが、終盤にかけての星示御言(ほしみのこと)の操る運命の糸の深謀遠慮なことといったら・・・。

あれも伏線、これも伏線といった具合で、終盤にかけて物語の加速具合はすさまじかったです。

 

また、立場上の悪役、ヒーロー役というのが存在しているのですが、方法に問題があるとはいえどちらの言い分にも一定の理解を示せる分、一層キャラクターが魅力的です。

 

「世界に対する厭世観から新たな世界の創造を目指す」側と

「今の世界を再生させようとする」側

との対立では、どちらも諦めから考えることをやめた世界の人々の中にあって、生命力にあふれているように感じました。

 
 
U-NEXT

今回、SILVER DIAMONDの最終話がどんな内容だったか記事を書きましたが、

久しぶりだと結構忘れている部分がありました笑

 

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名作を、ぜひ振り返って楽しんでみてくださいね。

 

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※本ページの情報は2019年7月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。

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