『くーねるまるたぬーぼー』32話のネタバレ記事になります。
前回は「笑明館」の仲間達に、ラケルちゃんを加えての楽しいクリスマスパーティーでした。
三国三様のクリスマスの違いを感じることができました。
そして、皆とのわいわいしたクリスマスと共に、家族とのクリスマスを味わったマルタさんでした。
そんな、クリスマスから打って変わって、今回は新年が明けて七日が経った日からお話は始まります。
・お正月気分が抜けないラケルちゃん
外に出かけていたマルタさんが帰ってくると、正月気分が抜けきらないラケルちゃんは未だに寝正月を続けていました。
寝ぼけまなこでコタツに足を突っ込むラケルちゃんをマルタさんは呆れたように眺めます。
どうやらラケルちゃんは観たいアニメが多くて、昼夜逆転の生活になっていたみたいです。
・春の七草の日です
朝から外に出ていたマルタさんに、その理由を尋ねるラケルちゃん。
すると、マルタさんは春の七草一式を見せ、集めに行っていたと告げます。
勿論、七草のことをよく知らないラケルちゃんにとっては、ただの雑草にしか見えません。
ジト目で眺めるラケルちゃんに、マルタさんは当然のように食べると言います。
貧乏なために雑草を食べると言っていると誤解したラケルちゃんに、マルタさんは七草粥の説明をするのです。
・七草粥とは
一月七日に「芹、薺、御形、繁縷、仏の座、菘、蘿蔔」の七草を食べることで、五穀豊穣と無病息災を願う風習です。
しかし、その七草粥の話を聞いても、ラケルちゃんはお米は飽きたから、もっと美味しいものを要求します。
・お米の代わりはやっぱりパン?
他の食べ物を探すマルタさんは、以前ローズマリーパンを作った残りの強力粉を見つけます。
それを使って七草パンを考えますが、同じものを作っても面白くないので、別のアイディアを思いつくのです。
・さて何ができるのでしょうか?
生地作りは、24話のローズマリーパンの時と同じく、発酵させ、ガス抜きするところまでは一緒です。
しかし、パンと違うところは伸ばし棒で、20センチくらいに薄くのばしていきます。
そして、生地にオリーブ油を塗り、刻んだ七草にミニトマト、そして溶けるチーズを乗せて、オーブンで焼きます。
できあがったのは、春の七草ピザでした。
雑草が美味しくなったことに感動するラケルちゃん。
あっさりとしているので、いくらでも食べられるとマルタさんはどんどん焼いていくのでした。
・たくさん食べた後は運動です
家主の前田さんが、マルタさんのところを訪ねてくると、二人とも食べ過ぎのためコタツで寝転んでいました。
大掃除の際に羽子板を見つけたからやってみてはどうかということでした。
そして、始まる姉妹対決。
当然、ラケルちゃんの圧勝です。
顔にマルバツだらけのマルタさんに対し、ラケルちゃんの顔は綺麗なものでした。
こうして、しっかり正月を満喫できた二人でした。
『くーねるまるたぬーぼー』32話の感想です。
お正月自体を書くのではなく、お正月が過ぎた後ののんびりした時間のお話でしたね。
ちょうど、雑誌の発行日が1月7日でしたので、非常にタイムリーなお話でした。
それにしても七草粥ならぬ、七草ピザとはあっさりしていてもチーズたっぷりのピザをバクバク食べるのは凄いですね。
寝正月に七草に、羽子板としっかり日本の正月をラケルちゃんは満喫したようです。
さて、次回はこれから冬も深まっていくので、冬の雰囲気を堪能できるお話になるんでしょうか。
どちらにしても美味しいお話になるのは間違いないでしょう。
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