前回のあらすじ
前回のあらすじはこちら!

コーポ伏獣にて
仕事と終わりで、かなり遅い帰宅となったセブンさん。
ところが、帰ってくると管理人さんと警官がもめています。
管理人さんはゴリラ警官に、いつも聞き込み調査でコーポ伏獣の住人にあたるのをやめるよう訴えています。
警官はそんなつもりはないですが、このあたりは裏市が近く治安も良くないのだと説明します。
セブンさんは管理人さんに、何かあったのかとたずねます。
すると、警官は、今は警戒すべきときなんですと答えます。
この警官は、アルマガ地区を担当しているコナというマウンテンゴリラでした。
そしてコナは、
「あなたもこの地区の草食獣なら用心して…最近、骨肉麻薬にハマってる肉食がどんどん増えています」
と言います。
どうやらニュースにもなっているようで、セブンさんもその存在を知っているようでした。
骨肉麻薬とは、その名のとおり草食獣の血液や骨の粉末か作る麻薬で、罪悪感なく食肉感を味わえると流行している薬物です。
裏市は、食肉する若者が減ってるので、また客を引き戻そうとしているようですね。
そして管理人さんは、そんな非合法のものをどうやって勧めているのか尋ねます。
コナいわく、
最初は肉食用のエナジードリンクだと言って混ぜた液体を試飲させたりするそうです。
セブンさんは
レゴシくんがだまされないか心配するのでした…
レゴシと薬
一方、レゴシくんは街なかでさっそく、怪しいエナジードリンクの勧誘を受けています。
我が社の新商品なので、味見だけでも!
と猛プッシュを受けています。
場面は変わり伏獣コーポ。
食肉前科持ちの、10代の肉食獣がまだ帰ってないと聞いた警官は慌てます。
セブンさんは、レゴシ君は普段大人しいからそんなものにハマるなんてない、と言うのですが…
警察官は顔を覆ってこういいます。
その薬は、普段欲望を抑え込んでいる肉食獣に効果てきめんなため、その結果は目に見えていると言うのでした。
また場面は変わり、裏路地。
レゴシは怪しい裏路地に連れて行かれます。
売人たちには、
(イヌ科のゆとり世代の肉食獣だ)
(フタを開けただけでラリるな)
となめられています。
そして、ドリンクの蓋を開け、どうぞと差し出されます。
その瞬間、
「んっ」
と鼻を抑え、前かがみになるレゴシ。
これはかなり効いているのか…
と思ったのですが、ただのくしゃみだったんですね笑
くしゃみをし終わったあと、差し出されたドリンクに何か混入されていることに気づくレゴシ。
そして、すぐにそれが噂の薬だと気づきます。
そして、こんなものに目がくらむような元の肉食獣に戻れればなぁ、とつぶやくのでした。
そしてドリンクの瓶をたたきわります。
生きた友達の肉を食べた自分には、こんなまがい物は効かない。
生きた草食の肉にしか自分は反応しないし、生きた草食と仲良くしたいと思っている、そう話すレゴシ。
そして気づけば、ルイの幻がレゴシの前に立っているのです。
「正義の肉食を経てこんな生ぬるい悪を許すのか?ちゃんと怒れよレゴシ」
そして、いい加減前へ進んだらどうだと語りかけてきます。
そして、レゴシはそれを聞いて全力で敵をうちのめしにかかります。
その薬の犠牲になった草食獣の分くらいは暴れさせてもらう、と言いながら。
場面はコーポに戻ります。
警察は、レゴシがまだ戻ってきていないことて警戒を強め始めます。
応援も呼んでいるみたいですね。
無事に早く帰ってきて!
と焦るセブンさんなのでした。
今回の感想
裏市の食肉マーケットが、また新たな形で登場しましたね。
でも、レゴシくんは成長しているというか、前に進もうとしているのが感じられました。
警察は警戒しているようですが、何事もなくレゴシが家に戻れるといいのですが…
コメント